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仕事や日常生活に支障が出るほどの腰痛
2021年の夏、突然足に痛みが出たため病院を受診したところ、腰椎椎間板ヘルニアと診断された。当時は痛みがあったものの、特に大きな治療を受けることなく、普段通りの生活を続けていた。しかし、日によっては腰の重だるさや違和感を感じることがあり、体を動かすときに注意が必要な場面もあった。
その後も、仕事や日常生活の中で腰に負担がかかることが度々あり、特に長時間歩いたときや筋トレをしたとき、あるいは仕事で同じ姿勢を続けたときなどに強い痛みが現れるようになった。その痛みは一時的なものではなく、発症すると2~3日間続き、その間は日常動作が困難になるほどだった。
このような痛みを繰り返すうちに、「また痛みが出るのではないか」「いつ悪化するかわからない」という不安を常に抱えるようになった。痛みが出るたびに、仕事だけでなく日常生活にまで支障をきたすことが増え、どうにかこの状態を改善したいと考えるようになった。
そんな中、友人から塩川カイロプラクティック治療室を紹介され、根本的な改善が期待できるのではないかと思い、来院を決意した。
右仙腸関節の可動制限と浮腫
後頭下筋の緊張
中部胸椎周辺の浮腫
今回のケースではレントゲンの評価で腰椎5番の椎間板のスペースが狭くなっており、D4レベルであったことから学生時代の勉強やデスクワーク・運動習慣が無くなっていたことが原因で慢性的に椎間板に負担がかかり、痛みが増していたと考えられる。
また椎間板は回旋ストレスに弱く、骨盤部のサブラクセーションにより長期間に渡って仙腸関節に明らかな可動域制限があったことで身体にねじれが生じ、腰椎5番の椎間板に回旋ストレスが慢性的にかかり、その結果腰の神経に負荷がかかっていたと考えられる。
椎間板のレベルなどから考えても、慢性的に骨盤のサブラクセーションがあったことで脳が腰の状態を正しく把握できていない状況だった。アジャストメントによりサブラクセーションが取り除かれたことで脳が腰の状態を把握できるようになり、その結果腰痛の改善につながったと考えられる。
執筆者塩川カイロプラクティック治療室塩川 雅士D.C.
1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。