はじめまして。細井カイロプラクティック院長の細井康隆と申します。
私は、日本におけるカイロプラクティック界の先駆者である塩川満章D.C.が1972年に創設した歴史ある「塩川カイロプラクティック治療室」で学びました。また、塩川満章D.C.・塩川雅士D.C.が主催する、カイロプラクティックのリーダーを育てることを目的とした「Shiokawa School of Chiropractic CLセミナー」の全課程を修了しています。
現在は、日本で最も長い歴史を持つカイロプラクティック教育機関「シオカワスクール」にて、インストラクターとして後進の育成にも積極的に取り組んでいます。
当院では、米国でも高い信頼性と高度な技術が求められる「ガンステッドシステム」を用いた体表温度検査やレントゲン評価を通じて、専門性と安全性を兼ね備えた施術を提供できるよう努めています。
まず初めに、私がなぜカイロプラクターの道を志すようになったのか、そのきっかけからお話しさせていただきます。私は学生時代、プロ野球選手を目指して日々全力で野球に打ち込んでいましたが、怪我により夢を断念せざるを得ませんでした。しかし、リハビリの中で出会ったクラブチームと専属トレーナーのおかげで、医師から無理だと言われていた野球に再び挑戦する機会を得て、納得のいくまでプレーすることができました。この経験から、私も身体を通して人を支える仕事に就きたいと考え、柔道整復師の道へ進みました。
しかしその後、養成校に通っていたある日、転倒事故により首を負傷。首が動かせなくなり、腕にはしびれが残る状態となりました。病院や整骨院、鍼灸院など様々な治療を受けましたが、症状は良くなったと思ってもすぐにぶり返し、10年もの間、苦しみ続けました。
そんな時、信頼していた先生から「ガンステッドカイロプラクティックを受けてみてはどうか?」と提案され、紹介された先生のもとで施術を受けることになりました。施術3回目ほどで、10年来の首の痛みや腕のしびれに改善の兆しが見え始め、以後、受けるたびに体が回復していくのを実感しました。この経験に深く感動し、私もこの技術を学びたいと強く思うようになりました。
「多くの方々の苦しみを、この技術で和らげられるのではないか」――そう考えていた矢先に出会ったのが「シオカワスクール」でした。そこで衝撃を受けたのが、「この技術は症状を取り除くために行うものではない」という教えでした。
カイロプラクティックとは、神経伝達を妨げるサブラクセーションを取り除くことを目的とし、本来備わっている自然治癒力を最大限に発揮できる状態に導くものだと教わりました。自然治癒力が十分に機能すれば、多くの病気や痛みは恐れる必要のない存在になります。病気に怯える人生ではなく、自分の人生に向き合い、挑戦できる力を引き出すのが、カイロプラクティックの本質なのです。
それまで私が治療院で考えていたのは、どうすれば痛みを取れるかということばかりでした。しかしカイロプラクティックに出会い、自然治癒力の働きが整えば、症状は自然と解消されていくのだということを学びました。シオカワスクールでの学びは、単なる技術だけでなく、「健康とは何か」という本質にも目を向けるきっかけとなりました。
今では、カイロプラクティックを一生かけて学び続けることを決意しています。技術を磨き、地域の皆様の健康を支えることで、どんな困難にも立ち向かえる「挑戦できる人生」を提供していきたいと考えています。
シオカワスクール卒業後は、現役のインストラクターとして教育にも携わり、本物の技術を持つカイロプラクターの育成に力を注いでいます。これが日本のカイロプラクティック業界の発展につながり、全国の本当に悩んでいる方々に、正しいカイロプラクティックケアを届けられると信じています。
私自身がかつて「もう一生このままかもしれない」と不安に感じていたように、今も不安を抱え、どこに頼ればよいか分からず悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。そうした方々が、自らの治癒力に感動し、健康であることに心から感謝し、人生に希望を見いだせるように――全国に正しいカイロプラクティックケアを普及させていくことが、私の使命だと感じています。
皆さまの人生が、笑顔にあふれ、心豊かで幸せな毎日となるよう、カイロプラクターとして尽力してまいります。
また、シオカワグループの一員として、人々が感謝と感動、そして希望を持てる社会を目指し、歩みを進めてまいります。