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2026.01.02

太陽が目覚めさせる内なる生命 ― 光とともに生きるインサイドアウト健康文化

太陽が目覚めさせる内なる生命 ― 光とともに生きるインサイドアウト健康文化

体を導く見えない指揮者

私たちの体は、常に宇宙からのメッセージを受け取っています。

その中でも、もっとも身近で、しかも圧倒的な影響力をもつ存在、それが太陽の光です。

朝日で目覚め、昼に活動し、夜に眠る。この当たり前のサイクルは、光が体の内側に刻んだリズムによって成り立っています。

もし太陽がなければ、私たちの心と体は方向を失い、生命そのものが存在できなかったでしょう。

光は単なる「明かり」ではありません。それは、命の流れを整える見えない指揮者なのです。

光の働き ― 体を導く自然からのシグナル

太陽の光は「明るさ」や「暖かさ」以上の意味を持っています。

実は光は、いつ起き、いつ動き、いつ休むかを教えてくれる、自然からの精密な合図。言い換えれば、宇宙から届く手紙です。

朝の光 ― 目覚めのサイン

朝日を浴びると、脳にある体内時計の司令塔がリセットされ、「新しい一日が始まった」と全身に合図を送ります。

このとき、眠りを促すホルモン(メラトニン)は抑えられ、心を安定させ前向きにするセロトニンが分泌されます。

つまり朝の光は、心と体を同時に起動させるスイッチ。

たった数分の朝日が、その日の集中力や感情の安定を大きく左右しているのです。

昼の光 ― 活動のエネルギー

日中の自然光は、体温と代謝を高め、脳の覚醒度を引き上げます。

窓から差し込む光があるだけで、気分が前向きになり、集中力が高まるのは偶然ではありません。

光はまるで、「今日という一日を、力強く生きなさい」と背中を押してくれる存在なのです。

夜の闇 ― 休息の合図

太陽が沈み、周囲が暗くなると、体内では再びメラトニンが分泌されます。

これは「回復の時間に入ろう」という、体からのやさしい合図です。

暗闇は敵ではありません。それは再生を促すために必要な環境です。

夜遅くまで強い光を浴び続けると、この合図がかき消され、眠りの質が下がります。闇もまた、命を守る大切なメッセージなのです。

光と生命の神秘 ― 数字が語る驚き

体内時計の周期
人の体内時計は約24.2時間。太陽光がなければ、毎日少しずつズレてしまいます。朝の光は、このズレを正確に修正する“調律師”です。

ホルモンの切り替え
昼はセロトニン、夜はメラトニン。光は、心と体のモードを切り替えるスイッチとして働きます。

ビタミンDの合成
皮膚は太陽光を浴びることでビタミンDを生成します。骨・免疫・心の健康を支える、まさに太陽からの贈り物です。

光不足の影響
日照時間が短い季節に気分が落ち込みやすくなるのは、光が心に深く関わっている証拠。生命は光と切り離せない存在なのです。

感謝・感動・希望を持って

私たちは光を「当たり前」と思いがちです。

けれど、朝目覚め、昼に動き、夜に眠れること。そのすべては、太陽から届く光のおかげです。

この事実に気づいたとき、自然と感謝が生まれ、そのシンプルで完璧な仕組みに感動し、「光がある限り、命は前へ進める」という希望が胸に灯ります。

インサイドアウトの視点へ

太陽の光は外から届きます。しかし、それをリズムとして生かす力は、私たちの内側に備わっています。

体内時計、ホルモン、代謝。すべては光という合図を受け取り、内側から調和して働いているのです。

健康とは、外から何かを足すことではありません。内にある力が、正しく目覚める環境を整えること。

太陽の光に意識を向けたとき、私たちは気づきます。命は、宇宙とつながりながら、内側から輝いている。

それこそが、インサイドアウト健康文化の核心なのです。

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川カイロプラクティック塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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