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2026.01.02

私たちの身体は宇宙から始まった ― インサイドアウト健康文化と元素の物語

私たちの身体は宇宙から始まった ― インサイドアウト健康文化と元素の物語

宇宙と私たちは切り離せない

私たちの身体を形づくっているもの。それは筋肉や骨、血液といった“形あるもの”だけではありません。

その最小単位にまで目を向けると、そこにあるのは 元素。酸素、炭素、水素、窒素、カルシウム、鉄。

驚くべきことに、これらの元素のほとんどは太古の星の中で生まれたものです。

巨大な恒星がその一生を終えるとき、超新星爆発によって宇宙空間に放たれた元素たち。

それらが集まり、地球をつくり、海を生み、生命となり、そして今、私たちの身体として存在している

つまり私たちは、比喩ではなく事実として「星のかけらでできた存在」なのです。

体の中の星の成分

宇宙を宿す私たちの身体

私たちの身体は、宇宙の歴史そのものを内側に抱えています。以下の元素は、その代表的な存在です。

酸素(約65%)

命を燃やす静かな炎

体の約3分の2を占める主成分。酸素は、呼吸によって取り込まれ、血液に乗って全身へ運ばれます。

細胞の中ではエネルギーを生み出す“燃焼”に使われ、心臓を動かし、筋肉を動かし、脳を働かせています。

私たちが生きているという事実は、見えない炎が細胞の中で燃え続けている証なのです。

炭素(約18%)

生命の骨格をつなぐ糸

炭素は、すべての有機物の基盤。DNA、タンパク質、脂質、ホルモン。命を構成する分子は、すべて炭素の鎖で編まれています。

複雑さ、多様性、個性。それらはすべて、炭素が“つながる力”を持っていたから生まれました。

炭素は、命の設計を可能にした元素なのです。

水素(約10%)

宇宙最古の旅人

水素は、宇宙誕生直後に生まれた最初の元素。水の構成要素として体内を巡り、代謝やエネルギー循環を支えています。

私たちの体液、血液、細胞内の水分。そのすべてに水素は存在し、命の流れを保っています。

体の中を流れる水は、130億年前の宇宙の記憶を今も運んでいるのです。

窒素(約3%)

命の設計図を描く文字

窒素は、アミノ酸やDNA、RNAの構成要素。遺伝情報を保存し、読み取り、次世代へ伝える役割を担います。

記憶、成長、再生、継承。それらすべては、窒素という“文字”があって初めて成立します。

窒素は、命に意味と連続性を与える元素です。

カルシウム(約1.5%)

体を支える支柱とスイッチ

骨や歯を支える構造材でありながら、神経伝達や筋肉収縮を司る“調整因子”でもあるカルシウム。

単なる硬さではなく、「動かす」「伝える」「反応する」という命のリズムを支えています。

カルシウムは、体を支えながら、命を動かす調律師です。

鉄(約0.006%)

命を運ぶ赤い力

わずか数グラム。それでも鉄がなければ、私たちは数分と生きられません。

赤血球の中で酸素をつかみ、全身へ運ぶ鉄。この元素もまた、超新星爆発によって生まれた宇宙の贈り物です。

あなたの血が赤いのは、星のかけらが今も働いている証なのです。

数字が語る驚き(星から生まれた私たち)

 

  • ・体の 99% は、酸素・炭素・水素・窒素のたった4元素で構成されている
  • ・水素は 宇宙誕生直後 に生まれた最古の元素
  • ・炭素は 恒星の核融合 によって生み出された
  • ・酸素は今この瞬間も、ミトコンドリアでエネルギーに変換されている

 

わずかな種類の元素が組み合わさり、呼吸し、考え、感じ、愛するという途方もない複雑さを生み出している。

それ自体が、生命という現象の奇跡です。

感謝・感動・希望を持って

星が燃え尽きて生み出した元素が、今、あなたの体を動かしている。

そう思うと、一呼吸、一拍の鼓動、一歩の動きさえ特別な意味を帯びてきます。

私たちの身体は、宇宙・地球・生命が共同でつくり上げた作品

自分を大切にすることは、この壮大なつながりを尊重することでもあるのです。

インサイドアウトの視点へ

私たちの体は、外から与えられたものの集合体ではありません。

星々が生んだ元素を材料に、内側から組み上げられた奇跡の構造です。

だからこそ健康もまた、外から足すこと以上に、内にすでにある力を信じ、活かすことが本質になります。

「私は星のかけらでできている」

そう意識した瞬間、私たちは自分の内側にある生命の叡智と、静かにつながり直すことができるのです。

それこそが、インサイドアウト健康文化の核心なのです。

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川カイロプラクティック塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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