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2026.10.23

生理痛・生理前の不調(PMS)を「我慢」する前に|身体の変化を知るヒント

生理痛・生理前の不調(PMS)を「我慢」する前に|身体の変化を知るヒント
健康通信女性の健康HEALTH LETTER

生理痛・生理前の不調(PMS)を「我慢」する前に身体の変化を知るヒント

公開 2026.10.23更新 2026.10.24読了目安 約7分
生理痛・生理前の不調(PMS)を「我慢」する前に|身体の変化を知るヒント
中島恵この記事を書いたカイロプラクター中島 恵前田カイロプラクティック藤沢院(神奈川・藤沢)相談する

POINT

この記事でわかること

  • 01生理前の腹痛・生理痛・更年期|女性の健康課題から、身体の変化を知る
  • 02女性ホルモンだけでは語れない|身体を全身の働きから考える
  • 03自分の身体を知ることから、インサイドアウト健康文化へ

生理前になると、理由もなく気分が落ち込む。生理痛やお腹の痛みがつらくても、「休むほどではない」と我慢して一日をやり過ごす。更年期を迎え、昨日までとは違う身体の変化に戸惑う。

このうち一つでも心当たりがあるなら、それは「気のせい」でも「あなただけ」でもありません。

内閣府の「令和5年度 男女の健康意識に関する調査」では、月経のある女性のうち、生理痛(月経痛)で日常生活に支障があると回答した人は72.9%、生理前の不調(PMSなど)では66.3%にのぼりました。それでも、こうした不調は周囲から見えにくいものです。「みんなも経験しているから」「年齢のせいだから」と、自分の中だけで抱え込む人も少なくありません。

つらい症状を和らげる方法を探すのは、自然なことです。ただ、その前にもう一つ考えてみたいことがあります。自分の身体の中で何が起きているのかを、私たちはどれだけ知っているでしょうか。

この記事では、生理痛、生理前の不調、更年期といった女性の健康課題を入り口に、次の三つを順に読み解きます。

  • 同じ女性でも、症状の出方がこれほど違うのはなぜか
  • 女性ホルモンだけでは語れない、身体の「全身の働き」
  • 自分の身体を知ることが、なぜ「自分に合った健康との向き合い方」につながるのか

最後には、シオカワグループが大切にする「インサイドアウト健康文化」の考え方にもつなげていきます。

01生理前の腹痛・生理痛・更年期|女性の健康課題から、身体の変化を知る

同じ女性でも、生理前に強い不調を感じる人もいれば、ほとんど気にならない人もいます。更年期の症状も同様です。ほてりや発汗が気になる人、睡眠や気分の変化に悩む人など、現れ方はさまざまです。

なぜ、これほど違いが生まれるのでしょうか。

女性の身体では、月経周期や妊娠・出産、更年期などのライフステージに応じて、女性ホルモンの分泌や身体の状態が変化します。この変化は、生理だけでなく、気分や睡眠、体調にも関係します。

ただし、ホルモンの変化だけで、すべての不調を説明できるわけではありません。生活環境やストレス、睡眠の状態、病気など、複数の背景が関わる可能性があります。

ここで大切なのは、周囲の人と症状を比べることよりも、自分自身の身体に目を向けることです。

例えば、生理前になると毎回疲れやすくなるのか。睡眠不足が続くと、体調に変化が現れるのか。日々の状態を振り返ると、漠然と感じていた不調にも、自分なりの傾向が見えてくるかもしれません。

今日からできる「からだの記録」

生理周期や体調を記録しておくと、自分の状態を把握する手がかりになります。難しく考えず、次の項目をメモするだけで十分です。

  • 日付と、生理周期の何日目か
  • お腹の痛み、腰の重さ、頭痛などの有無と強さ(0〜10の目安)
  • 気分の状態(落ち込み、イライラなど)
  • 睡眠時間と、眠りの質
  • その日の出来事(忙しさ、食事、疲れなど)

2〜3か月続けると、「生理前の3日間は必ず疲れやすい」といった自分なりの傾向が見えてきます。この記録は、医療機関で相談するときにも役立ちます。

我慢せず、医療機関へ相談してほしいとき

身体の変化を観察するだけで、すべてが分かるわけではありません。次のような場合は、我慢せず医療機関に相談してください。あくまで目安であり、迷ったときも相談して構いません。

  • 痛みが強く、市販の鎮痛薬を使っても日常生活に支障が出ている
  • 症状が長く続いている、または以前より強くなっている
  • 気分の落ち込みが強く、仕事や人間関係に影響している
  • 不正出血がある、または経血の量が大きく変わった

「いつものこと」と思っていた不調に、適切な診察や治療が必要な場合もあります。

自分の身体を知ることは、すべての変化を自分だけで判断することではありません。何が起きているのかを理解しようとすること。そして、自分でできる工夫と、専門家の助けが必要なことを区別できるようになること。それも、身体について学ぶ大切な意味です。

02女性ホルモンだけでは語れない|身体を全身の働きから考える

生理痛やPMS(月経前症候群)、更年期の不調について調べると、女性ホルモンという言葉を目にする機会が多いのではないでしょうか。たしかに、女性ホルモンは女性の身体を理解するうえで重要な存在です。しかし、身体の働きは一つのホルモンだけで決まるわけではありません。

女性ホルモンの分泌には、脳の視床下部や下垂体、卵巣などが連携する仕組みが関わっています。さらに、睡眠やストレス、生活環境も、心身の状態に影響を与えることがあります。身体は、個々の器官が別々に働いているのではありません。それぞれが関わり合いながら機能しているのです。

例えば、忙しい日々が続いて睡眠が不足すると、疲れが取れにくくなったり、気分の変化を感じたりすることがあります。こうした変化と女性ホルモンの関係は一人ひとり異なります。症状だけを見て、原因を決めつけることはできません。

だからこそ、女性の健康を考えるときは、生理や更年期に伴う症状だけを見ないことが大切です。身体全体の働きや、生活との関わりにも目を向ける必要があります。

もちろん、広い視点で身体を捉えることは、医学的な診断に代わるものではありません。症状の背景を正しく理解するには、必要に応じて医療機関で評価を受けることが欠かせません。

こうした身体全体の働きに目を向ける視点の一つに、カイロプラクティックがあります。カイロプラクティックでは神経系の働きに着目し、背骨や関節の状態、姿勢、身体の動きなどを検査して、身体の状態を評価します。

健康について考える視野を広げることは、自分に必要な対応を見極めるための土台にもなります。

03自分の身体を知ることから、インサイドアウト健康文化へ

身体について学ぶと、日々の不調の捉え方が変わることがあります。

例えば、生理前に疲れやすくなる傾向を知っていれば、その時期の予定や休息の取り方を見直すきっかけになります。睡眠の変化が続いているなら、生活を振り返るとともに、必要に応じて専門家に相談するという選択肢も考えられます。

知識を得ることそのものが、ゴールではありません。健康に関することを、何でも自分一人で解決する必要もありません。自分で工夫できることもあれば、医療機関での診断や治療が必要なこともあります。専門家に相談することも、自分の身体を理解し、適切な対応を選ぶための大切な行動です。

シオカワグループが伝える「インサイドアウト健康文化」は、外側に現れた症状だけにとらわれない考え方です。身体の内側で営まれている働きにも関心を持ち、自分自身の健康について理解を深めていきます。

私たちは、不調が現れてから初めて健康について考えることがあります。しかし、身体について学ぶ機会は、不調を感じたときだけに限られません。普段の体調を振り返ること。身体の仕組みを知ること。信頼できる情報を得ること。そうした日常の積み重ねが、健康を捉える視点を少しずつ変えていきます。

健康は、誰かにすべてを任せればよいものではありません。何もかも自分で解決しなければならないものでもありません。自分の身体について理解を深めながら、必要な知識や専門家の支援を活用し、そのときの自分に合った方法を選んでいく。自分で考えることと、周囲の力を借りることは、決して対立するものではないのです。

カイロプラクティックも、身体の状態を知るための一つの視点です。ただし、健康を支える方法は一つではありません。日々の生活習慣や休息、必要な医療など、さまざまな方法の役割を理解し、それぞれの状況に応じて選択することが重要です。

女性の健康課題を知ることは、自分の身体を見つめ直す入り口になります。生理や更年期に伴う変化を学ぶなかで、自分の身体について考える。健康に関する情報をどう受け止め、どのような行動につなげるかを選ぶ。その一つひとつの選択が、健康との関わり方を形づくっていきます。

そして、自分の身体を知ることは、自分だけの問題にとどまりません。家族やパートナー、職場の仲間など、身近な人の健康課題を理解するきっかけにもなります。身体の変化や健康上の悩みを安心して話せる環境が広がれば、一人で抱え込まずに、必要な支援を求めることにもつながるでしょう。

「インサイドアウト健康文化」が目指すのは、身体について学び、その理解を自分の暮らしに生かしながら、健康を自分自身のこととして考えられる文化を育てていくことです。自分の身体を知る。その気づきを日々の選択に生かす。そして、必要なときには周囲の人と知識や支援を分かち合う。そんな一人ひとりの積み重ねが、社会全体で健康を大切にする文化へとつながっていきます。

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中島恵

神奈川・藤沢

前田カイロプラクティック藤沢院 カイロプラクター
中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師の免許を取得後、整骨院に勤務。様々な講習会に参加している中で本来のカイロプラクティックの考え方に興味を持つようになり塩川スクールを受講する。カイロプラクティックで地域や社会に貢献したいという思いが強くなり、日本のカイロプラクティックの発展に尽力してまいります。

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中島 恵

執筆者前田カイロプラクティック藤沢院中島 恵

新潟県東蒲原郡出身。柔道整復師の免許を取得後、整骨院に勤務。様々な講習会に参加している中で本来のカイロプラクティックの考え方に興味を持つようになり塩川スクールを受講する。カイロプラクティックで地域や社会に貢献したいという思いが強くなり、日本のカイロプラクティックの発展に尽力してまいります。

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