ランニングパフォーマンスを支えるカイロプラクティックの役割とは
パフォーマンスを発揮するために、まず整えておきたい身体の土台
ランニングは一見シンプルな運動ですが、実際には全身を使う非常に複雑な動きの連続です。
脚の動きだけでなく、体幹の安定、腕の振り、呼吸、リズム感覚などが連動することで、はじめて「気持ちよく走れる状態」が生まれます。
これらの動きをまとめてコントロールしているのが、神経の働きです。
カイロプラクティックが着目する「神経の働き」
カイロプラクティックは、筋力を高めたり、ランニングフォームを指導したりするものではありません。
私たちが大切にしているのは、脳と身体をつなぐ神経の伝達がスムーズに働いているかどうかという点です。
身体は、運動神経を通じて「どのように動くか」を指示され、感覚神経を通じて「今、身体がどうなっているか」を脳へ伝えています。
この情報のやり取りが円滑であるほど、動きは自然になり、無駄な力みやズレが起こりにくくなります。
一方で、神経の働きが乱れると、
- ・力の入り方に偏りが出る
- ・バランスが取りづらくなる
- ・接地感覚が不安定になる
といった状態を感じることがあります。
カイロプラクティックは走り方を指導するものではありません
誤解されやすい点ですが、カイロプラクティックを受けることで走り方そのものが変わるわけではありません。
ランニングフォームや姿勢、ピッチやストライドについては、ランニング専門の指導者やコーチが担う領域です。
私たちカイロプラクターの役割は、「今ある身体の状態を、できるだけスムーズに使えるように整えること」にあります。
神経の働きが整うことで、
- ・本来持っている筋力を使いやすくなる
- ・バランス感覚が安定しやすくなる
- ・動きのリズムが取りやすくなる
- ・疲労への適応がしやすくなる
と感じる方もいます。
トレーニングの前に、身体の土台を整えるという考え方
どれだけ質の高いトレーニングを行っていても、身体をコントロールする神経の働きに乱れがあると、思うように成果を感じにくいことがあります。
カイロプラクティックは、「鍛える前に、まず身体の土台を整える」という考え方に基づくケアです。
- ・練習量は十分なのに伸び悩んでいる
- ・明確なケガではないが、違和感が続いている
- ・年齢とともに回復に時間がかかるようになった
こうしたタイミングで、神経の働きという視点から身体を見直してみるのも一つの選択です。
ランニングを長く楽しむために
ランニングは年齢を重ねても続けやすい、素晴らしい運動習慣です。
だからこそ、ただ距離やスピードを追い求めるだけでなく、身体の内側のコンディションにも目を向けることが大切になってきます。
カイロプラクティックは、走り方を変えるためのものではありません。あなたがもともと持っている走る力を、無理なく使いやすい状態へ整えていくためのケアです。
「今の自分の状態を知りたい」
「できるだけ長く走り続けたい」
そんな想いを持つランニング愛好家の方に、カイロプラクティックという選択肢を知っていただけたらと思います。

執筆者塩川カイロプラクティック金城 寿生
1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティックに入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。