シオカワグループが行う5つの検査法とは?
カイロプラクティックはその歴史の中でさまざまな検査法を確立させてきました。どのような手技療法でも、問題の原因を“検査する”ということは共通していると思います。
カイロプラクティック以外でも、マッサージ、針鍼灸、筋膜リリース、接骨院、整体院など、まずはお話を伺い、そしてアプローチを定めることの“検査をする”が重要です。
検査もせずに施術を施すということは、どんな手技療法でもまずありえませんし、逆を言えば検査をしっかり行っている治療院は信頼のおける治療院であると言えます。
このコラムではカイロプラクティックが確立してきた検査法の中でも、シオカワグループが何に特化して検査しているのかをお伝えします!
カイロプラクティックの検査の歴史
カイロプラクティックの誕生は1895年にアメリカのアイオワ州ダベンポートにて、その歴史が始まりました。
創始したのはD・D・パーマー(ダニエル・デイビット・パーマー)で、歴史上初めてカイロプラクティックの施術を受けたのは、D・D・パーマーの屋敷で働いていたハービー・リラードという男性でした。
リラードは、重たい荷物を持った時に背中でボキッと音が鳴り、以降耳が聞こえなくなりました。カイロプラクティックをイメージすると、腰痛や肩こりに効きそうだなと連想する人が多いと思いますが、歴史上初めての患者様は「耳が聞こえない」という人だったのです。
D・D・パーマーはリラードの背骨を触診して、動きの悪い箇所を見つけました。そこへ何度かの施術でアジャストメントを行った結果、リラードは耳が聞こえるようになりました。
それから120年以上の月日が流れ、カイロプラクティックの検査法は洗礼されていきました。アメリカで生まれたカイロプラクティックは、今では細かいテクニックまで入れると200種類以上あるといわれています。
創始、D・D・パーマー以降、2代目であるB・J・パーマーはさらに科学的なデータを実際の臨床現場でリサーチして、その後のカイロプラクティックの歴史に名を遺す巨匠たちもさまざまな検査法を用いて、問題となっているサブラクセーション(根本原因)の特定に時間を費やしてきました。
なぜなら、いくらアジャストメントの技術力が高くても、問題となっている椎骨の一つ上、あるいは一つ下にアプローチしてしまえば、まったく意味がないからです。
シオカワグループが行う5つの検査法
当院も含めてシオカワグループが実践しているカイロプラクティックは、サブラクセーション(根本原因)に特化した5つの検査法を用いています。この5つの検査法の中には「体表温度検査」や「レントゲン評価」といった客観的な検査法が含まれていることが特徴です。
手で触って触知する触診法はもちろん欠かすことのできない大事な検査法となりますが、それらの検査法は触診している先生の主観が入ってしまいます。ですが、体表温度検査やレントゲン評価といった検査法は『誰がやっても同じ検査結果が出る客観的な検査法』となります。
シオカワグループでは、これらの検査法をシステムとして日々の施術に取り入れデータを残し、数多くの症例結果を残しています。
シオカワグループでは、塩川満章D.C.から技術の継承を受けたのみではなく、「視診検査」、「静的触診」、「動的触診」といった体を見て、触れる検査法に加えて、「体表温度検査」や「レントゲン評価」といった客観的な検査法を加えた5つの検査法に重点を置いて問題となっているサブラクセーション(根本原因)の特定をしていきます。
シオカワグループのカイロプラクターは、アジャストメントの技術力、そしてサブラクセーション(根本原因)を特定する検査力など、常に研鑽に努めるカイロプラクティックのプロフェッショナル集団です!
どこへ行っても結果が出なかった人は、ぜひシオカワグループのカイロプラクターを訪ねてみてください。問題となっている根本原因を特定し、皆様の日々の健康をサポートさせていただきます!
執筆者前田カイロプラクティック藤沢院前田 一真
1982年、神奈川県生まれ。シオカワスクール在学中から塩川カイロプラクティック治療室にて内弟子として学ぶ。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。2023年に前田カイロプラクティック藤沢院を開院。一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくため、カイロプラクターとして尽力している。またシオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。