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2025.09.04

スポーツ障害を防ぎパフォーマンスを高めるカイロプラクティックケア

スポーツ障害を防ぎパフォーマンスを高めるカイロプラクティックケア

カイロプラクティックの哲学と神経伝達の役割

カイロプラクティックの根本にある哲学は「人間の身体には本来、自己治癒力によって健康を維持する力が備わっている」という考え方です。

その自己治癒力を最大限に発揮するために欠かせないのが、脳と身体を結ぶ“神経伝達のスムーズさ”です。

脳から全身へ送られる神経の情報は、背骨を通る神経系を介して伝達されます。

しかし、背骨に歪みや機能障害が生じると、神経の流れが妨げられ、筋肉の働きや関節の可動性、さらには内臓機能にまで影響が及ぶことが知られています。

サーフィンに学ぶ、スポーツと身体の関係

私自身が初めてサーフィンを体験したとき、神経の流れと身体機能の重要性を改めて実感しました。

パドル動作の繰り返しで頸部から肩にかけて強い負担がかかり、波に合わせて立ち上がる瞬間には腰や膝に大きな力が集中します。

一見すると爽快なスポーツに見えるサーフィンですが、実際には全身のバランス感覚・柔軟性・瞬発力を総合的に必要とする全身運動です。

そのため、わずかな関節機能の不全や神経伝達の乱れが、パフォーマンスの低下やスポーツ障害のリスクに直結します。

実際、プロサーファーに多くみられる障害は膝(28%)、足首(22%)、肩(19%)で、反復動作や負荷によるものが大半を占めています (Lippincott)。

また慢性的な首・肩・腰の不調も、サーフィンに特有の動作に起因していることが報告されています (PMC)。

研究が示すカイロプラクティックの効果

海外のアスリートは日常的にカイロプラクティックケアを取り入れています。

神経機能を整えることで、反射速度が高まり、バランス能力が向上し、身体本来の反応力を最大限に引き出せるからです。

特に「一瞬の判断と動作」が求められる競技では、神経伝達の最適化が大きな武器となります。

小さなダメージを早期にケアすることで、慢性的な腰痛や関節障害に進行することを防ぐこともできます。

欧州応用生理学誌に掲載された研究では、テコンドー選手にカイロプラクティックを施したところ、最大筋収縮力や脊髄皮質の興奮性が向上し、神経‐筋連携の強化が確認されました (ascentchiropractic.com)。

ケガ予防と回復を支えるカイロケア

複数の研究では、関節可動域の改善や神経伝達の最適化によってケガのリスクが減少し、回復が促進されることが示されています。

柔軟性やバイオメカニクスの改善が神経‐筋連携を高めると報告されており (PMC)、ある研究ではカイロを受けていないアスリートと比べてケガ率が40%低下したというデータもあります (modernchirogvl.com)。

世界のトップアスリートが選ぶ理由

オリンピック選手をはじめ、多くのプロアスリートがカイロプラクティックを導入しています。東京五輪(2021年開催)では多くのDC(ドクター・オブ・カイロプラクティック)が帯同し、選手のパフォーマンスやリカバリーを支えました。

ウサイン・ボルト、トム・ブレイディ、タイガー・ウッズといった世界的アスリートも、定期的にカイロケアを受けることでパフォーマンス維持を公言しています。

さらに、NFL全チームやMLB30チームはチームドクターとしてカイロプラクターを採用しており、ケガ予防・治療・パフォーマンス維持に貢献しています。

まとめ:スポーツを長く楽しむために

カイロプラクティックケアは「痛みを和らげる」だけではありません。

神経ネットワークを整えることで、アスリートにはパフォーマンス向上を、スポーツ愛好者には「安心して長く楽しめる身体づくり」を提供します。

サーフィンに限らず、どんなスポーツでも最高のコンディションで挑むためには、神経伝達を良好に保つことが不可欠です。

身体の内側で神経の流れが調和を保つとき、私たちは本来の力を最大限に発揮できるのです。

スポーツ障害を防ぎ、より高いパフォーマンスを発揮したい方にこそ、カイロプラクティックケアを体感していただきたいと考えています。

金城 寿生

執筆者塩川カイロプラクティック金城 寿生

1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティックに入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。

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