カイロプラクティック哲学と子育ての気づき ― 症状やいやいや期は「悪」ではなく身体や心のサイン

症状は「悪」ではなく、身体からの大切なサイン
カイロプラクティックでは、痛みやしびれ、肩こり、腰痛といった症状は悪ではなく、身体からのシグナルと考えています。
それは「今ここに負担がかかっていますよ」という身体からのメッセージ。
症状をただ消すことにとらわれるのではなく、その背景にある原因や意味に目を向けることで、真の健康につながります。
横田明子さんの児童書「いやいや期」との共通点
当院にメンテナンスで通われている児童書作家・横田明子さんが新しく出版された絵本は、「いやいや期」をテーマにしています。
あとがきの一部をご紹介します。
『「あれもイヤ」「これもイヤ」「ぜんぶイヤ」…でも、それは子どもがよく聞いている証拠。自分の気持ちをまだうまく説明できないから、まずイヤイヤと反応する。ちがうことがしたくなる。答えはひとつじゃないよって。それなら、いっしょにイヤイヤを楽しみませんか。』
この視点は、まさにカイロプラクティック哲学に通じています。
事実はひとつ、解釈は無数
症状やイヤイヤ期は「困ったもの」「悪いもの」と解釈されがちですが、見方を変えると新しい気づきになります。
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痛みやしびれは、身体が自分を守ろうとするサイン
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子どものイヤイヤは、成長のプロセスであり、自立への第一歩
事実はひとつでも、解釈は無数。
症状も子育ても、「なぜ今これが起きているのか?」という視点を持つことで、イライラや不安は学びや気づきに変わります。
カイロプラクティックで得られる新しい気づき
カイロプラクティックケアは、症状を単に抑えるのではなく、身体の声を聞き、本来の治癒力を引き出すケアです。
横田明子さんの児童書のように、いやいや期を楽しむ発想と同じように、あなたの身体の「いやいや」も、耳を傾ければ新しい気づきをもたらしてくれるかもしれません。
今回参考になった児童書は、「いやいや はるくん」です。
興味がある方はぜひ読んでみてください。

執筆者塩川カイロプラクティック金城 寿生
1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティックに入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。