インサイドアウト健康文化は、言葉よりも先に在り方で伝わる
正しさでは、文化は変わらなかった
これまで私たちは、「正しいこと」をたくさん学んできました。
- ・健康に良い食事正しい姿勢
- ・理論的に説明できる方法
- ・エビデンスに基づいた対処
それらは確かに大切です。正しさがなければ、混乱が生まれます。
けれど、ここで一つ、正直な問いがあります。
正しさだけで、私たちの健康観は本当に変わってきたでしょうか。
正しさは、人を動かすとは限らない
頭では分かっている。理屈も理解している。でも、行動は変わらない。
これは、健康の分野に限らず、人生のあらゆる場面で起きています。
なぜでしょうか。
それは、人が動く理由が「正しいから」ではなく、「そう在りたいと感じたから」だからです。
文化とは、ルールや理論の集合ではありません。
・その場の空気
・そこにいる人たちの在り方
・無意識に選ばれている行動
それらの積み重ねが、文化をつくります。
在り方は、言葉よりも先に伝わる
誰かが、「体を信じることが大切です」と語るよりも、その人自身が自分の体を信頼し、揺れながらも整っていく姿のほうが、ずっと深く周囲に伝わります。
誰かが「不安にならなくていい」と言うよりも、その人が不安を抱えた人の前で、落ち着いてそこに在ることのほうが、安心を生みます。
文化を変えるのは、説明ではなく、存在そのものです。
インサイドアウト健康文化が目指すもの
インサイドアウト健康文化は、「こうするべき」という正解を増やす文化ではありません。
むしろ、「自分の内側に耳を澄ませる力」を取り戻す文化です。
体の反応に気づくこと。
違和感を無視しないこと。
回復を急がず、信頼すること。
それらはマニュアル化しにくく、数値化もしづらい。
だからこそ、これまでの社会では、後回しにされてきました。
でも、そこにこそ、本当の変化の芽があります。
文化は、在り方が揃ったときに生まれる
一人が在り方を変えると、周囲に小さな影響が生まれます。
二人、三人と揃うと、それは「個性」ではなく「傾向」になります。
さらに数が揃うと、説明しなくても伝わる“空気”になります。
シオカワグループが大切にしているのは、この在り方の統一です。
正解を押し付けるのではなく、在り方を揃え続けること。
それが、インサイドアウト健康文化を一過性で終わらせないための土台です。
正しさを超えた、その先へ
正しさは、入口です。でも、ゴールではありません。
文化を変えるのは、正しさを語る人ではなく、その正しさを“生きている人”です。
インサイドアウト健康文化は、今も進行形です。
完成された答えはありません。あるのは、選び続ける在り方だけです。
最後に
私たちは、正しさで人を導こうとはしません。私たちは、在り方で示す道を選びました。
不安を煽らず、恐れを利用せず、外側の正解に依存させない。それでもなお、自分の内側を信じるという選択は、簡単ではありません。
だからこそ、一人ではなく、同じ在り方を選ぶ仲間と共に進む必要があります。
インサイドアウト健康文化は、教え込むものではなく、生き方として滲み出るものです。
もしあなたが、「正しさだけでは何かが足りない」そう感じているなら。
その感覚こそが、次の文化の始まりです。私たちは、その感覚を信じる人たちと共に、この文化を育て続けます。

執筆者塩川カイロプラクティック塩川 雅士D.C.
1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。