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2024.02.28

健康への第一歩は、自分の身体との対話を始めることから

健康への第一歩は、自分の身体との対話を始めることから

健康とは、単なる病気の不在ではなく、身体的、精神的、社会的に完全な幸福状態であると定義されています。しかし、この理想的な状態を実現するためには、私たち自身が自分の体と深くつながり、その声に耳を傾ける必要があります。カイロプラクティックの視点から見ると、健康への第一歩は、外側の要素にとらわれず、自分の身体の内側に意識を向けることから始まります。

外側の要素に囚われない

多くの人々が健康を追求する際に、運動、食事、睡眠などの外側の要素に注目します。これらの要素は確かに健康維持には不可欠ですが、外的環境は常に変化しており、私たちの体もそれに応じて変化します。そのため、外的要素だけに焦点を当てることでは、一貫した「健康」という答えを見つけることが難しくなることがあります。

私たちの身体は自然から生まれ、自然の流れに従って生きることが最も自然な生き方です。川の流れに身を任せるように、私たちも自然のリズムに沿って生活することで、努力や頑張りを必要とせずに前に進むことができます。花が自然に従って美しく咲くように、私たちも自然の法則に従って生きることで、健康で美しい人生を送ることができます。

私たちの体は24時間体制で働き続けており、体温調節、血液循環、自然治癒力、免疫システムなど、さまざまな機能を通じて私たちを守っています。これらの体の機能は、体外や体内の環境が変化した瞬間から、その新たな環境に適応するために、常に活動しています。暑い日には体から熱を取り除くために血管を拡張させ汗をかき、体温を調節します。体が酸素を必要とすれば、心拍を上昇させ、体の隅々に酸素を送る血液循環を促進します。怪我をしても、自然治癒力が傷を治癒させ、ウィルスや細菌と戦う免疫システムが私たちを守ります。

自分自身との対話を深める

健康は、私たちが生まれながらにして持っているものです。自分の内側に意識を向け、自分自身と真剣に向き合うことで、本当の健康を手に入れることができるでしょう。自然に従い、自分の体の声に耳を傾けることが、健康への第一歩なのです。日々の生活の中で、自分の体と対話を深める時間を持つことが大切です。瞑想、ヨガ、深呼吸などのリラックスする活動を取り入れることで、自分の体の声を聞くことができます。また、身体が送るサインに注意を払い、必要な時に休息を取ることも重要です。

自然とのつながりを大切にする

私たちの体は自然の一部です。自然とのつながりを感じることで、私たちはより健康でバランスのとれた生活を送ることができます。自然の中で過ごす時間を増やすことで、心身ともにリフレッシュすることができます。森林浴、ガーデニング、野外活動など、自然と触れ合う機会を見つけましょう。

健康への旅は一生続くものです。自分の体との対話を続け、自然の流れに身を任せることで、私たちは常に新しい発見と成長を経験することができます。自分の体の内側に意識を向けることで、真の健康と幸せを手に入れることができるでしょう。

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川カイロプラクティック治療室塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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