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頭痛

頭痛

頭痛外来で検査したが、異常なしと言われた

40代男性
主訴
頭痛
来院に至った経緯
小学生の時から常に倦怠感があり、現在は肩こり首のこり頭痛がある。 一日一回は鎮痛剤を飲んでいる。 夜も何度も目が覚めてしまい熟睡できない。 腰椎椎間板ヘルニア2回なっており、薬で治っている。
10年前から誘因なく頭痛の頻度が増え、頭痛外来も行ったが異常なしと言われた。 なかなか改善しない中、たまたま見たYouTubeで見つけて来院。
初診の状態
  • 01

    頚部から肩部にかけての筋緊張

  • 02

    頚椎の可動制限

  • 03

    仙骨周囲の浮腫

経過と内容
・初診時は問診と徒手検査の情報により右仙腸関節の可動制限、右PSIS上方、右長下肢がみられたため、右骨盤に対しアジャストメントを行った。その後、下部頸椎の可動向上、左腰部起立筋の緊張軽減。上部頸椎に対してもアジャストメント。後頭下筋の緊張軽減。
次回経過チェック。
・初診から11日後に来院。 前回後、好転反応なく肩こりも楽になったと。 前回と同様の所見みられたため前回と同様にアジャストメント。
・前回から13日後に来院。 肩こりは楽になった。 倦怠感はまだある。 右仙腸関節は可動してきて、頸部の緊張も抜けてきた。 アジャストメント後、体表温度差で腰は安定して、頸部は少し変化みられる。
・前回から約15日後(4回目のアジャストメント)。 先週、食中毒になり調子崩していた。 肩こりは落ち着いているが、不眠と倦怠感は変化なし。
・前回から10日後(5回目のアジャストメント)。 倦怠感改善してきたと。 右仙腸関節は動いてきた。 下肢長差もなくなってきた。。  体表温度差で頚部も安定してきた。
・初診から約2ヶ月半後(7回目のアジャストメント)。 状態良好。 睡眠もしっかり取れるようになった。 メンテナンスに移行。

考察
小さい頃から倦怠感があり、学校から帰宅するとぐったりしていたそうです。 ご自身でも生活習慣に気を付けジムにも通われていましたが、夜勤の仕事もあり、不規則な生活リズムの影響もあったようです。 キッカケなく頭痛の頻度が増え、頭痛外来でも検査上は異常なく毎日痛み止めを飲む生活になっていたようです。
今回の場合、副交感神経領域の仙腸関節と上部頸椎の所見が顕著だった点と仙腸関節をアジャストメント後に下部頸椎の変化もみられたため、土台の補正をしていたと推測されます。 上部頚椎の可動制限が顕著にみられ、副交感神経機能低下により交感神経優位になり睡眠障害や倦怠感につながっていたと推測されます。 サブラクセーションを放置してきたため、身体がシグナルとして頭痛を出していたと言えます。
最近は健康意識が高まり、生活習慣や運動を積極的に行う方が増えましたが、カイロプラクティックケアを受けることにより、脳と神経の連絡もスムーズに行え効果的な運動や健康の一助になれると思います。
金城 寿生

執筆者塩川カイロプラクティック治療室金城 寿生

1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティック治療室に入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。

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