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頭痛

頭痛

休みの日に朝から頭痛が起こる

20代女性
主訴
来院に至った経緯
小学生の時から長時間の勉強をすること多かったため、頭痛と肩こりを経験。親からも姿勢が悪いと指摘されることもあった。学生時代は、運動することもあった為、今ほどの頭痛に悩まされることはなかったが、これまでずっと薬で対処してきた。

前職は、パティシエの仕事をしていて、長時間の立ち仕事で腰痛や頭痛を患っていた。特に頭痛は、休みの日に朝から頭痛が起こることが多く、毎回左後頭部に鈍痛の様な頭痛を感じていた。

現在は、毎日約8時間のデスクワークのお仕事になり、立つタイミングや歩くタイミングがないほど忙しい。寝ている時にいびきをかくようになり、歯軋りも指摘されたこともある。たまに、マッサージに行くことがあるが、完治するような感覚はなかったので定期的に通ったりはしなかった。

完治したいという想いが強くなり、塩川カイロプラクティック治療室で働いている受付スタッフの紹介で来院する。

初診の状態
  • 01

    上半身の筋肉が硬直し、血流が悪い状態

  • 02

    頸部のカーブ減少

  • 03

    下部頸椎付近の皮膚の隆起

経過と内容

小学生の時から長時間の勉強をすること多かったため、頭痛と肩こりを経験。親からも姿勢が悪いと指摘されることもあった。学生時代は、運動することもあった為、今ほどの頭痛に悩まされることはなかったが、これまでずっと薬で対処してきた。

前職は、パティシエの仕事をしていて、長時間の立ち仕事で腰痛や頭痛を患っていた。特に頭痛は、休みの日に朝から頭痛が起こることが多く、毎回左後頭部に鈍痛の様な頭痛を感じていた。

現在は、毎日約8時間のデスクワークのお仕事になり、立つタイミングや歩くタイミングがないほど忙しい。寝ている時にいびきをかくようになり、歯軋りも指摘されたこともある。たまに、マッサージに行くことがあるが、完治するような感覚はなかったので定期的に通ったりはしなかった。

完治したいという想いが強くなり、塩川カイロプラクティック治療室で働いている受付スタッフの紹介で来院する。


考察

長時間のデスクワークにより、胸部と頸部の可動域制限が要因と考えられる。上部胸椎と頸椎の椎間板に負担がかかり神経に大きな負担がかかっていた。一般的な頭の重さは7~8キロになります。 頭が2センチ前方移動するだけで、頚部にかかる負担は2倍の14~16キロと言われています。

また、うつむく姿勢で、首の角度を30度曲げただけで18kg、60度では27kgもの負担になると言われています。今回の頭痛や肩こりの原因は、身体が頭を支えるために自ら筋肉を硬直させ、コルセットのように補強していたと考えられます。

通常、身体を休めることで緊張は解消されていきますが、慢性的な頚部への負荷によって、神経伝達の妨害(サブラクセーション)が現れたと考えられる。神経伝達に障害が現れると、脳が体の状態を把握することができなくなります。 その結果、正確に頚部の修復を行うことができません。その状態が慢性化されたことで、上半身の血流は低下し、柔軟性が失われてしまったと考えられます。

そして、血管の収縮で血流が滞り、疲労物質がたまって筋緊張が起きていた。 それが”凝り”や”重だるさ”などの症状として現れます。

今回の肩こりと頭痛の原因は、頚部のサブラクセーションによって神経伝達が阻害され、限界を超えたと考えられます。脳が身体を修復するに至らない状態になると現れます。頚部のサブラクセーションが取り除かれたことによって、神経の流れが正常になり、しっかりと脳が体の状態を把握したことで、症状が解消されたと考えられます。

塩川 雅士D.C.

執筆者塩川カイロプラクティック治療室塩川 雅士D.C.

1980年、東京都生まれ。17才で渡米後、2004年パーマーカイロプラクティック大学を優等で卒業。D.C.の称号取得。米国ナショナルボード合格。日本カイロプラクティックリサーチ協会(JCRA)役員。2005年からカイロプラクターを育成する学校の運営と講師に携わり、現在、年間約300時間の講義やセミナーなどの活動を全国で精力的に行っている。

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