着替えや睡眠もできないほどの肩腕の痛みと痺れ
仙骨全体と下部頸椎にスポンジ状の浮腫
下部頸椎の明らかな可動制限
肩甲骨周辺の筋の過緊張
仕事では下を向いて作業をすることが多く、また重いものを持ったりなど慢性的に頸椎や肩・腕に負担がかかっていたことから頸椎の椎間板スペースが狭くなり腕につながる神経に負担がかかっていたと考えられる。
また睡眠中に患部が下になると痛みで起きてしまう状況が続いていたことから、無意識のうちに睡眠中もその体勢にならないように緊張してしまい肩甲骨周囲の過緊張と睡眠の質の低下を起こしていたと考えられる。
通常は身体を休めることで症状は改善に向かって行くが、サブラクセーションによって脳が首と肩の状態を適切に把握することができず、対処できていなかったことから症状が悪化し慢性化してしまっていたと考えられる。
頸部に対してアジャストメントを重点的に行ったことにより頸椎の可動域が改善され、神経の伝達が正常に行われることにより肩の可動域が改善し、肩甲骨周囲の過緊張、腕の痛み・痺れの改善にもつながったと考えられる。
日常生活でも出来る範囲でのストレッチやエクササイズを取り入れたことにより、早期の改善につながった。
執筆者塩川カイロプラクティック治療室高島 克哉
神奈川県川崎市出身。横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。自分の治療法に確信が持てず、様々な治療法を模索し多くの講習会に参加。そんな中、偶然塩川雅士D.Cの記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックの持つ無限の可能性に衝撃と感動を覚える。その後塩川カイロプラクティックスクールに参加し、研修を経て正式に入社。現在は治療にあたりながら塩川スクールのインストラクターを担当する。