
着替えや睡眠もできないほどの肩腕の痛みと痺れ
8か月前から左肩から左肘にかけて痛みを感じるようになり、症状がひどいときには前腕まで痛みが広がるようになった。不安に思い病院を受診したところ、肩関節周囲炎と診断され、週に一度のリハビリを開始。しかし、通院を続けるものの症状が改善するどころか、徐々に悪化していった。
現在では、左肩の拘縮が進み、可動域が極端に狭くなっている。腕を上げたり後ろに回したりする動作が困難になり、日常生活にも支障を感じるようになった。特に睡眠時には、左肩が下になるとすぐに痛みや痺れが生じ、夜中に目が覚めてしまうことが多く、十分に休息を取ることができない状態が続いている。
さらに、朝起きたときには両手のこわばりがあり、スムーズに手を動かすことが難しくなっている。肘をつくと上腕に刺すような鋭い痛みが走り、日常のちょっとした動作も苦痛を伴うようになった。これらの症状が続くことで不安が募り、何とか改善できないかと考えていたところ、当院のことを知り来院を決意した。
仙骨全体と下部頸椎にスポンジ状の浮腫
下部頸椎の明らかな可動制限
肩甲骨周辺の筋の過緊張
仕事では下を向いて作業をすることが多く、また重いものを持ったりなど慢性的に頸椎や肩・腕に負担がかかっていたことから頸椎の椎間板スペースが狭くなり腕につながる神経に負担がかかっていたと考えられる。
また睡眠中に患部が下になると痛みで起きてしまう状況が続いていたことから、無意識のうちに睡眠中もその体勢にならないように緊張してしまい肩甲骨周囲の過緊張と睡眠の質の低下を起こしていたと考えられる。
通常は身体を休めることで症状は改善に向かって行くが、サブラクセーションによって脳が首と肩の状態を適切に把握することができず、対処できていなかったことから症状が悪化し慢性化してしまっていたと考えられる。
頸部に対してアジャストメントを重点的に行ったことにより頸椎の可動域が改善され、神経の伝達が正常に行われることにより肩の可動域が改善し、肩甲骨周囲の過緊張、腕の痛み・痺れの改善にもつながったと考えられる。
日常生活でも出来る範囲でのストレッチやエクササイズを取り入れたことにより、早期の改善につながった。
執筆者塩川カイロプラクティック治療室高島 克哉
神奈川県川崎市出身。横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。自分の治療法に確信が持てず、様々な治療法を模索し多くの講習会に参加。そんな中、偶然塩川雅士D.Cの記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックの持つ無限の可能性に衝撃と感動を覚える。その後塩川カイロプラクティックスクールに参加し、研修を経て正式に入社。現在は治療にあたりながら塩川スクールのインストラクターを担当する。