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男性更年期による汗やのぼせ

男性更年期による汗やのぼせ

自律神経の問題を解消して、健康を取り戻す

50代男性
主訴
男性更年期(汗、のぼせ、不眠など)
来院に至った経緯

1年半前から、自律神経の症状が気になっていた。この頃に職場の部署異動があり、環境の変化のせいか、それ以降から症状が発症したように感じる。具体的には急激に汗をかいたり、のぼせのような症状が出てくるようになった。不眠も気になり、夜中に2~3回は特に理由なく目が覚めてしまっていた。

これらの症状が気になり、病院で診察を受けたところ、「男性更年期」という診断であった。そのため、それを改善させるような注射や飲み薬を服用していた。しかし、右肩上がりのような症状の改善は見られず、自律神経の症状はこのまま変わらないのだろうと、半分諦めていた。

また、それと同時に首から腰にかけて筋肉が突っ張るような感覚があり、それに伴って感覚の鈍さを感じるようになった。首は25年前に追突による交通事故にあった経験がある。また、年々姿勢も悪くなっている気がしていて、何か対処をしなければと思っていた。

これまで姿勢や体の調整のために、定期的に近くのカイロプラクティック院に通っていた。実感としては施術後は一時的に良くなるものの、持続しなかったとの事である。

他の整体院にも通院したが、そちらは今一つ改善されるような気配はなかった。しかし、年齢を重ねるにつれ、健康を維持・増進させたいという思いが強まっていたところ、当院のホームページが目に留まり、内容を読んでいるうちにここなら改善できるのではないかと思い、少し遠方ではあるが通院を決めた。

初診の状態
  • 01

    頚部の起立筋の過緊張

  • 02

    左耳介上方

  • 03

    体幹前傾位

経過と内容

初診時の視診では体幹前傾位と左耳介上方変位が確認された。体表温度検査ではS2、T7、C7、C1に異常反応が見られ、左右の温度の誤差が確認された。静的触診では、L5にスポンジ状の浮腫感、仙骨のスポンジ状浮腫、C7~T10の皮膚乾燥、腰部の皮膚乾燥、頸部・腰部の筋緊張が確認された。動的触診では、左仙腸関節、T7、C7に可動制限があった。初回は自律神経の問題を考慮し、交感神経サブラクセーションから調整する方針とした。施術後は体のすっきりした感覚を感じ、さらに言葉にするのが難しいと前置きしながら、何となく体が落ち着くような感じになったと話した。

3回目のアジャストメントには、腰の調整後、歩きやすくなり、足がスムーズに出るようになったと感じた。

9回目のアジャストメントには、全身の調子が良くなり、仕事でも疲れにくくなったとのご報告をいただいた。汗やのぼせの症状が軽減され、発生頻度が減少していることも変化として自覚している。ただし、不眠症はまだ継続しており、途中で目が覚めることがしばしばある

16回目のアジャストメントには、患者さん自ら「自然治癒力が高まっているように感じる」とのご報告をいただいた。不眠症の症状が改善し、途中で目が覚める頻度が明らかに減少した。また、首の緊張感が消え、仕事に集中できるようになった。とにかく「体が良いということを実感している」とのご報告がいただけた。この頃にはサブラクセーションの兆候も落ち着き、自律神経の状態も落ち着いているものと判断できた。そのため、メンテナンスに移行し、以降は月1回体調管理に通院している。


考察
岡芹 侑哉

執筆者OKA接骨院・鍼灸院・カイロプラクティック岡芹 侑哉

1993年、埼玉県出身。柔道整復師・鍼灸師の免許取得。接骨院・鍼灸院・整形外科の研修後、接骨院を開業。塩川スクールにてトムソン教室、クレニオセラピー、上部頸椎ボディドロップターグルリコイル、Gonstead seminar修了。現在、塩川スクールの検査のインストラクターとしてカイロプラクターの育成に携わる。

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