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動悸と息切れ

動悸と息切れ

内科で検査したが、異常なしと言われた

20代男性
主訴
動悸と息切れ
来院に至った経緯

4年前よりきっかけなく動悸と息切れが不定期に出るようになった。内科で検査したが、異常なしと言われ様子を見るように言われた。その後も体調は変わることはなく、次第に胸の圧迫感や左背部の張りやダルさが出るようにもなった。趣味でしていたテニスをすると胸が苦しくなり、出来なくなった。その後、内科では問題ないと言われたので、心療内科で診てもらったが、ストレスと言われお薬を処方された。とりあえず処方されたお薬をずっと飲んでいたが、それでも体調は変わらず半年で通院しなくなった。1年前から不定期に左上肢全体と左脚の小指が痺れるようになった。寝つきも悪くなり、寝ても途中覚醒するようになった。そんな中、インターネットで当院を知り来院に至る。

初診の状態
  • 01

    後頭下の筋緊張

  • 02

    骨盤の可動制限

  • 03

    中部胸椎にスポンジ状の浮腫

経過と内容

頚部の椎間板にD3レベルと年末に海外旅行を控えており、週2回のケアから開始した。

2週目(4回目のアジャストメント)には、左上肢と左下肢の痺れは出なくなってきたが、動悸や吐き気などは日によって体調の波はある。仙腸関節と上部頸椎の浮腫や周囲の筋緊張は軽減してきたが、背部の左右体表温度差、浮腫や筋緊張に変化見られなかった。背部に対してもアプローチを行った。

3週目(5回目のアジャストメント)には、前回後から動悸と吐き気が落ち着いてきた。背部の浮腫と筋緊張が軽減してきた。予定通り海外旅行に出発。

7週目(6回目のアジャストメント)は、海外旅行と年末年始が重なり1か月ほど期間が空いた。睡眠の質も変化が出てきて途中覚醒しなくなってきた。以前より動悸や吐き気は出なくなってきたが、体調が優れない日がある。テニスも再開して息切れもせず、しっかり出来たと喜んでいた。ケアのペースを2週後とした。

11週目(8回目のアジャストメント)は、左背中が張ってくると動悸が出てくる傾向があるとのこと。T7の可動減少も存在しており、体表温度誤差も残存しているので、本日からT7にアプローチに変更した。

15週目(10回目のアジャストメント)は、動悸や息切れ、吐き気は出なくなった。次回は3週後とした。

22週め(12回目のアジャストメント)は、1か月空けても体調は落ち着いている。

4年前より10月頃に体調を悪化しているようなので、1か月に1度のペースでカイロプラクティックケアを続けている。

 

 


考察
金城 寿生

執筆者塩川カイロプラクティック治療室金城 寿生

1989年、沖縄県生まれ。柔道整復師の免許取得後に上京。接骨院やクリニック勤務を経験。2022年東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(旧豪州ロイヤルメルボルン工科大学 日本校)卒業。塩川スクールにてGonstead seminar修了。研修を経て塩川カイロプラクティック治療室に入社。勤務しながら、インストラクターとしてカイロプラクター育成に携わっている。

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