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子どもの不眠症

子どもの不眠症

10歳未満男性
主訴
不眠、両肩がうまく動かない
来院に至った経緯

普段からゴルフを習い、多いときには週5〜6回の練習をこなしていた。練習量が多いため、当然疲労も蓄積しやすく、しっかり眠って回復させたいと思ってはいるものの、最近どうも眠りが浅いような気がすると本人も自覚していた。以前は練習後にぐっすり眠れていたのに、ここ最近は寝つきが悪く、朝起きたときも疲れが残っているように感じていた。

特にその変化を敏感に感じ取っていたのはお母様だった。寝つきが悪く、布団に入ってからもなかなか眠れない様子が続いていたかと思えば、途中で何度も目を覚ますことも増えていた。朝の目覚めが悪く、日中も以前より集中力が続かなくなっているように感じられた。さらに、ゴルフのスイング時にバランスを崩すことが増えているようにも見え、疲労の蓄積だけでなく、姿勢や体の使い方に問題があるのではないかと不安を抱いていた。

また、お母様自身も以前から当院に通院しており、その経験から「ゴルフの影響で子どもの身体が歪んでいるのではないか?」と気になっていた。疲労の蓄積や姿勢の乱れが睡眠の質にも影響を与えているのではないかと考え、根本的な解決策を探していた。

ゴルフを続けながら、より良いパフォーマンスを発揮するためにも、そして何より健康的に成長してほしいという願いから、お母様の勧めで来院することを決意した。

初診の状態
  • 01

    眠そうな顔をしている。あまり笑顔はない。

  • 02

    落ち着きがない

  • 03

    左の耳介が上方に傾いている

経過と内容

初期集中ケアの段階では週1回のペースを提案しご来院いただいた。途中、転校するタイミングで間が開くこともあった。

4週目(3回目のアジャストメント)の頃には、仙骨の浮腫感がかなり減ってきており、頸部の緊張も落ち着いてきた。以前よりも顔色が良く、慣れてきたこともあり会話もよくするようになった。睡眠の質は大きくは変わらないけれども肩は順調だとのこと。

9週目(7回目のアジャストメント)の頃には、仙骨と頸部の浮腫感は落ち着いてきて範囲も狭まっている。温度測定も以前より落ち着いている。睡眠の質はかなり向上しているようで、眠たそうな顔もだんだんと、明るい顔へと変わっていった。

11週目(10回目のアジャストメント)の頃には、睡眠の質は落ち着いて、学校生活も順調に過ごせているそう。浮腫感もかなり薄まった。当初出ていたC6のブレイクは落ち着いている。


考察

今回のお子様は自律神経のバランスの乱れが顕著に見られるケースでした。

自律神経は主に交感神経と副交感神経の2種類に分類されます。

交感神経は日中運動をしている時や、遊んでいる時などによく働くものです。

副交感神経は、睡眠の際やリラックスする時などにとく働くものです。

その副交感神経の働きが低下したことで、相対的に交感神経が過剰になったことで眠りが悪くなってしまったと考察できます。副交感神経の領域とは骨盤と頚椎5番から上のレベルの頚椎全体を指します。

今回は頚椎1番と骨盤の部分に神経の圧迫が、体表温度測定や触診から導き出されましたので、そこのみに絞ってアジャストメントを行いました。

仮に交感神経の部分もアジャストメントをしてしまうと、車でいうところのアクセルとブレーキを同時に踏む行為と同じで、効果を相反させてしまうことになってしまいます。

実際、副交感神経に絞って行うことで、睡眠の質は安定していきました。

関野 貴友

執筆者塩川カイロプラクティック治療室関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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