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デスクワークによる長年の首肩こり,眼精疲労

デスクワークによる長年の首肩こり,眼精疲労

長年悩んでいた首肩こりが解消

40代男性
主訴
首肩の凝りと眼精疲労
来院に至った経緯

普段からデスクワークが多く常にパソコンと向き合っていた。もともと眼精疲労が強く、首肩の凝りも強く感じていた。現状を変えるべく、枕を変えてみたり、色々なマッサージや整体を試すも根本的な改善には至らず日々悶々と過ごしていた。

これまでは我慢しようと思えば、なんとかなる程度の首肩こりであったが、ここ2〜3年にかけて非常に凝りを強く感じるようになり、忙しさも相まって限界に近いところまで来ていた。また仕事のストレスと子供の受験のストレスが重なったことで、持病の皮膚の問題も悪化傾向となった。

これらの問題を叔父に相談したところ、当院を紹介され、この状況が少しでも軽減できればと思い来院を決心された。

初診の状態
  • 01

    後頭部のむくみと緊張

  • 02

    右の頸部の過緊張

  • 03

    右の脊柱起立筋の過緊張

  • 04

    右の仙腸関節のむくみ

経過と内容

腰部の椎間板はD4、頸部の椎間板はD3レベルに移行し始めている段階が見受けられ、慢性化している点からも週2回のケアを提案するも、治療室からご自宅の距離があるため、週1回のケアで始めることとした。

2週目(2回目のアジャストメント)の頃には、前回から首が痛むことや、凝る感じはだいぶ減ったように思うとのこと。皮膚の状態は変わらず。

6週目(5回目のアジャストメント)の頃には、首の状態はほとんど問題がなく、元のあった後頭部の緊張がかなりなくなっていた。ブレイクも小さくなる。

10週目(8回目のアジャストメント)の頃には、首肩こりは前ほどなく、疲れることも減ってきたとのこと。後頭部にあった緊張や体表温度の誤差も非常に小さくなる。また、乾燥気味だった皮膚にも潤いが戻ってきている。


考察

この患者様の首肩の緊張は、デスクワークによる首の負担も考えれますが、実際はそれに加え自律神経の問題も関わっていたと考えられます。
今回の患者様の頸部の訴えは、後頭部付近の首のこり以外にも、肩周りの凝りも存在していました。

ですが、今回のケースではほとんど、肩周りの部分には触れていません。
今回は第一頚椎という上部頸椎と骨盤のみをアジャストメントしました。

これらの部位は、自律神経の中でも副交感神経というリラックスするために必要な神経と非常に関連のあるものとなっています。ここに問題があると、頸部を始め、全身がリラックスしにくくなってしまい、結果的に首肩全体の凝りを発生させてしまいます。また末端や皮膚付近の血流も低下してしまうため、眼精疲労や皮膚の乾燥も起こってしまうのです。

肩周りに訴えがあったとしても、副交感神経に狙いを絞ってアジャストメントをすることで、患者様に負担が少なく、かつ最大の効果を発揮することが可能となりました。

関野 貴友

執筆者NEOCHI関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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