
”おかげさまで首こりは全く気にならなくなりました!”
長時間のデスクワークが日常となり、パソコンと向き合う時間が増えるにつれ、目の疲れや首肩のこりを感じるようになった。もともと眼精疲労が強く、首や肩の違和感は常にあったものの、「仕事をしていれば仕方がない」と思いながら過ごしていた。
ただ、ここ2〜3年でその感覚は明らかに変わった。首や肩のこりが以前とは比べものにならないほど強くなり、休んでも回復しない。まるで体が常に緊張しているかのように張り詰めている。忙しさに追われ、ストレッチや軽い運動でごまかしながら乗り切っていたが、気づけば「もう限界かもしれない」と思うようになっていた。
それに追い打ちをかけるように、仕事のプレッシャーと家庭のストレスが重なっていった。特に子供の受験が本格化するにつれ、自分でも気づかないうちに気を張り続ける日々が続いた。睡眠の質も悪くなり、疲れが抜けないまま朝を迎えることが増えていった。さらに、ストレスが影響したのか、持病の皮膚の問題も悪化し始め、身体だけでなく心も疲弊していくのを感じるようになった。
そう思い、これまでにできる限りのことを試してきた。枕を変えれば眠れるかもしれないと期待し、さまざまなタイプを試してみた。マッサージや整体にも通い、一時的に楽になることはあったが、時間が経つとまた同じ状態に戻ってしまう。根本的に改善する方法が分からず、日々悶々としながら過ごしていた。
そんな時、家族に何気なくこの悩みを打ち明けたところ、叔父が「ここならいいかもしれない」と当院を紹介してくれた。「首や肩の痛みをどうにかしたい」「この不調を少しでも和らげたい」 そんな思いで、施術を受けることを決意した。自分の体と真剣に向き合うための第一歩として、来院を決断された。
後頭部のむくみと緊張
右の頸部の過緊張
右の脊柱起立筋の過緊張
右の仙腸関節のむくみ
腰部の椎間板はD4、頸部の椎間板はD3レベルに移行し始めている段階が見受けられ、慢性化している点からも週2回のケアを提案するも、治療室からご自宅の距離があるため、週1回のケアで始めることとした。
2週目(2回目のアジャストメント)の頃には、前回から首が痛むことや、凝る感じはだいぶ減ったように思うとのこと。皮膚の状態は変わらず。
6週目(5回目のアジャストメント)の頃には、首の状態はほとんど問題がなく、元のあった後頭部の緊張がかなりなくなっていた。ブレイクも小さくなる。
10週目(8回目のアジャストメント)の頃には、首肩こりは前ほどなく、疲れることも減ってきたとのこと。後頭部にあった緊張や体表温度の誤差も非常に小さくなる。また、乾燥気味だった皮膚にも潤いが戻ってきている。
この患者様の首肩の緊張は、デスクワークによる首の負担も考えれますが、実際はそれに加え自律神経の問題も関わっていたと考えられます。
今回の患者様の頸部の訴えは、後頭部付近の首のこり以外にも、肩周りの凝りも存在していました。
ですが、今回のケースではほとんど、肩周りの部分には触れていません。
今回は第一頚椎という上部頸椎と骨盤のみをアジャストメントしました。
これらの部位は、自律神経の中でも副交感神経というリラックスするために必要な神経と非常に関連のあるものとなっています。ここに問題があると、頸部を始め、全身がリラックスしにくくなってしまい、結果的に首肩全体の凝りを発生させてしまいます。また末端や皮膚付近の血流も低下してしまうため、眼精疲労や皮膚の乾燥も起こってしまうのです。
肩周りに訴えがあったとしても、副交感神経に狙いを絞ってアジャストメントをすることで、患者様に負担が少なく、かつ最大の効果を発揮することが可能となりました。
執筆者塩川カイロプラクティック治療室関野 貴友
1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。