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ダンスをしていて腰が反れない

ダンスをしていて腰が反れない

”腰を気にせず踊れるようになりました!”

10代女性
主訴
腰を反った時の腰痛
来院に至った経緯

幼い頃からバレエやダンスに勤しみ、柔軟性を求められる動きも難なくこなしてきた。ところが、身体を反る動きだけは思うようにできず、無理に動かそうとすると腰に痛みが走るようになった。

最初は「少し苦手な動きなのかな」と思っていたが、やがて足裏や膝にも痛みを感じるようになり、レッスン中も痛みをかばいながら踊ることが増えていった。痛みがあるのが当たり前のようになり、気づけば「このまま続けられるのだろうか…」という不安が頭をよぎるようになっていた。

「ダンサーとして舞台に立ちたい。でも、この身体の状態では難しいかもしれない…」

夢を追いかける中で、この痛みとどう向き合えばいいのかわからなくなっていた。そんなとき、ご両親がYouTubeで塩川満章先生の動画を発見し閲覧する。

「子供の将来のために、今できることをしてあげたい」

その想いから、ご家族で相談し、カイロプラクティックの施術を受けることを決意。思いきり、自由に踊れる未来を目指し、来院されました。

初診の状態
  • 01

    右脊柱起立筋の過緊張

  • 02

    右仙腸関節付近に浮腫

  • 03

    腰部がかなり強く反っている

  • 04

    仙骨周りに産毛が多い

経過と内容

頚部や腰部の椎間板はD3レベルと慢性的な段階が確認された。ため週2回のケアを提示したが、習い事と学校の兼ね合いも鑑みて週1回のケアからスタートすることにした。

3週目(3回目のアジャストメント)には、バレエやダンスで腰を反る練習をしてもあまり気にならなくなってきた。しかし、アジャストメントから5日くらい経過すると少しずつ腰が痛むようになってくる感覚がある。

4週目(4回目のアジャストメント)には、バレエをしても全く問題がなかった。また膝の痛みや足裏の違和感もそういえば取れていると喜ばれていた。

8週目(6回目のアジャストメント)には、腰も特に気にすることなく、ダンスやバレエをこなすことができ、足や膝も問題なく動かせている。

現在は、腰も足も気にすることなく習い事をすることができていて、オーディションにも合格して順風満帆に進んでいる。今後の身体のことも考えメンテナンスを継続中。


考察

この患者様は腰がうまく反れないことでお悩みでした。
今回の場合、根本的な原因は骨盤にありました。特に右側の骨盤の動きが低下してしまったことで、その影響が腰に出てしまったと考えられます。

本来骨盤がスムーズに動くことができれば、腰の骨に悪影響を及ぼすことはありませんが、骨盤に制限があると腰の骨にとても負担がかかってしまうことになるのです。
実際に主な症状は腰にありましたが、骨盤がしっかりと安定するまで継続的にアジャストメントすることで、ほとんどの問題が解決されました。

また骨盤は地面からの衝撃を吸収するという役割も持っています。ところが、この患者様のように、骨盤の安定性が欠けると、膝や足に衝撃が集中してしまい、結果的に痛みを伴うことがあります。ですから、骨盤のアジャストメントを継続することで、膝や足の問題も解決することができたのです。

骨盤は人間の土台として、とても大切な部位です。
土台の安定を最優先としたことで結果的に様々な問題を解決に導くことができた良い症例でした

関野 貴友

執筆者塩川カイロプラクティック治療室関野 貴友

1999年、大阪府生まれ。19才より東海大学トレーナー専攻及び東京衛生専門学校のダブルスクールを行い、共に優等で卒業。鍼灸あん摩マッサージ指圧師を取得。のちに睡眠専門治療室NEOCHIを開業。2023年よりシオカワスクールのインストラクターを務め後進の育成にも力を入れている。

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