
日常生活に支障をきたす腰痛
左仙腸関節の可動制限と浮腫
C1の左可動制限と過緊張
背中全体の肌荒れ
今回のケースではレントゲンの評価で腰椎5番の椎間板のスペースが狭くなっており、D4レベルであったことから学生時代の勉強やデスクワーク・運動習慣が無くなっていたことが原因で慢性的に椎間板に負担がかかり、痛みが増していたと考えられる。
また椎間板は回旋ストレスに弱く、骨盤部のサブラクセーションにより長期間に渡って仙腸関節に明らかな可動域制限があったことで身体にねじれが生じ、腰椎5番の椎間板に回旋ストレスが慢性的にかかり、その結果腰の神経に負荷がかかっていたと考えられる。
椎間板のレベルなどから考えても、慢性的に骨盤のサブラクセーションがあったことで脳が腰の状態を正しく把握できていない状況だった。アジャストメントによりサブラクセーションが取り除かれたことで脳が腰の状態を把握できるようになり、その結果腰痛の改善につながったと考えられる。
執筆者塩川カイロプラクティック高島 克哉
神奈川県川崎市出身。
横浜市の整体院に勤務後、世田谷区で開業。
様々な治療法を模索し多くの講習会に参加している中で塩川雅士D.C.の記事を読んだことをきっかけにカイロプラクティックに出会う。
その後塩川カイロプラクティックで塩川満章D.C.、塩川雅士D.C.のアシスタントを務めながらシオカワスクールで哲学・科学・芸術を学ぶ。現在は塩川カイロプラクティック副院長として臨床に励みながらシオカワスクール講師を担当し、正統なカイロプラクティックを全国に広めるべく活動をしている。