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両膝の痛み

両膝の痛み

膝の痛みが解消されただけではなく、子供の頃からあるような症状まで治った!

40代女性
主訴
膝痛、腰痛、生理不順、便秘、頭痛、肩こり、末端冷え性、呼吸が浅い
来院に至った経緯

出生が低体重児だった影響か、子供の頃からずっと体調が悪かった。最初は便秘から始まった。物心ついた頃にはお腹が張って苦しいと感じており、小学校低学年の頃から4~5日に一度しか排便がなかった。

小学5年生のときに生理が始まったが、最初の半年間2日目の量が毎日のように出続けた。小学6年生になり、その症状自体は治まったが、生理不順が酷くて3~4か月に一度しか生理が来なかった。

小学5年生の頃から肩こりを感じており、毎日のように父親にマッサージをしてもらっていた。また夕方以降になると頻繁に頭痛を感じるようになった。この頃にはハッキリと自覚するほど末端冷え性があり、手足はキンキンに冷え切っていた。

中学生になっても便秘や生理不順などの症状が治まることはなく、病院で下剤をもらったりして対処していた。高校受験の頃には呼吸がしづらいと感じるようになった。思い返すともっと小さな子供の頃から、呼吸が浅かったような気がしていた。

社会人になってからは保育士の仕事を20年以上やっている。子供の頃からある症状は一つも良くなっておらず、健康診断で引っかかり、婦人科系を受診すると子宮筋腫と診断された。38歳からは生理も完全に止まっており、無月経なのか閉経なのかも分からない状態だった。

仕事中に子供たちと鬼ごっこで遊んでいるときに、子供たちに急ターンに体がついていかず、腰を激しく捻ってしまいその日は動くことができなかった。なんとか帰宅して一晩眠ると翌朝には腰ではなく、なぜか両膝に激痛が走った。

いつもは健康のために、自宅から職場まで35分掛けて歩いて通勤していたが、あまりの痛みに1時間経っても職場につかず、その日は午前中休みをもらって整形外科を受診した。整形外科でレントゲンやMRI検査をすると、膝の半月板損傷だと診断された。

前日は腰を捻って動けなかったのに、なぜ一晩寝たら膝の半月板を損傷することになるのか意味が分からなかった。2か月経っても膝の痛みがまったく治まらず、子供たちの世話をしなければ仕事にならないため、膝痛専門の整体院に通ってみたが3か月間通ってもまったく変化がなかった。それどころか余計に痛みが強くなり、膝の痛みで夜眠ることもできなくなった。

この頃には結局、腰も痛みが強くなり、このままだと仕事ができなくなるかもしれないと思い始めた。そんなとき古くからの友人から、同じように膝の痛みで夜も眠れなくなった人が良くなったから施術してもらったらと勧められ、ご紹介で当院に来院された。

初診の状態
  • 01

    左後頭部の過緊張

  • 02

    腰部起立筋の過緊張

  • 03

    右仙腸関節の可動域制限

経過と内容

頚部の椎間板にD5レベルと慢性的な段階が確認されたため、週3回のケアを提示したが、仕事の関係上、詰めて通えるところは詰めてもらい、最低でも週1回のケアからスタートすることにした。

2週目(3回目のアジャストメント)には、寝返りを打つだけで起きてしまっていた膝の痛みが軽くなってきた。また腰の痛みはそれほど気にならなくなった。

8週目(8回目のアジャストメント)には、膝の痛みはかなり落ち着き、以前のように職場まで30分以上掛けて歩いて通えるようになった。夕方以降に出やすかった頭痛も、そういえばここ最近は気にならないなと本人も忘れているほどだった。

11週目(10回目のアジャストメント)には、子供の頃からあった便秘にも回復の兆しが見えてきた。アジャストメントを受けた後、数日は毎日便が出るようになった。また呼吸も深く吸えるなと自覚できるようになってきた。

14週目(16回目のアジャストメント)には、手足など末端の冷えも少しずつ血流が戻ってきているのが自分でも分かるようになった。便秘も日に日に解消されているように感じ、子供の頃からあった肩こりも以前ほど気にならなくなった。また終わったと思っていた生理が始まったことに驚いていた。

現在は、ほとんどの症状が落ち着いたが、身体のメンテナンスとして定期的なカイロプラクティックケアを続けている。


考察

今回の膝痛の原因は、骨盤部の乱れから膝に大きな負担が掛かっていたものと考えられる。股関節、膝、足首など下肢の関節は、そこに直接的な外傷がない場合は、そのほとんどは骨盤からの負担が掛かっているだけのケースが多い。

今回の場合も、骨盤部の乱れから上半身の重さを地面に左右均等に掛ける働きをする股関節に制限が掛かり、その結果両ひざに必要以上の負荷が掛かっていたものと考えられる。この場合は膝だけを施術しても結果は絶対についてこない。骨盤部の安定と共に膝に掛かる負担が減った結果として膝痛の解消に繋がったのだろう。

物心ついた頃からある便秘は、骨盤部の乱れからの負担だと考えられる。特に小児の場合は仙骨部の負担が便秘と大きく関係している。生理が始まって最初の半年間ずっと不正出血のようになってしまっていたのも、幼少期からの便秘によって体に毒素が蓄積していたものを一生懸命体外へ排出しようとした結果かもしれない。

その後も続いた生理不順や、夕方以降になると出る頭痛、末端冷え性、呼吸が浅い問題などはすべて交感神経過剰であったと考えられる。検査では骨盤部と上部頸椎に反応があったが、どちらも副交感神経支配の部位である。

夕方以降になると出る頭痛は緊張性の頭痛であり交感神経が過剰になっている人の特徴でもある。末端冷え性も交感神経が過剰に働いた作用から末梢の血管が閉じてしまっていたと考えられる。また交感神経が過剰に働くことで呼吸も浅くなってしまったのだろう。

子供の頃から肩こりもあったが、肩こりは2種類あり、骨格の乱れから頭の重さを支えきれず神経に負担が掛かってしまうため首肩の筋肉を緊張させているケース。もう一つは交感神経が過剰に働くことで体が常に過緊張となっているケース。今回の肩こりは完全に後者だったと考えられる。

終ったと思っていた生理が再開したり、幼少期からあるような症状であったとしても、検査によって問題個所を特定し、神経の流れを整えて体の情報を脳へ届けてあげることの重要性が分かる症例である。

前田 一真

執筆者前田カイロプラクティック藤沢院前田 一真

1982年、神奈川県生まれ。シオカワスクール在学中から塩川カイロプラクティック治療室にて内弟子として学ぶ。塩川満章D.C.と塩川雅士D.C.に師事し、副院長まで務める。2023年に前田カイロプラクティック藤沢院を開院。一人でも多くの人にカイロプラクティックの持つ無限の価値を知っていただくため、カイロプラクターとして尽力している。またシオカワスクールでは現役講師を務めており、後任の育成にも力を入れている。

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