私の友人たち
私の患者である台湾の高さん、柳沢夫妻には台湾でとてもお世話になった。私たち夫婦のために2人分のファーストクラスの往復チケットが送られてきた。台湾では、台湾プラスチック会社の招待場のレストランで夕食をご馳走になった。そのお礼としてカイロプラクティックの治療をすることにした。
翌日、整形外科医の先生の医院に集まった。その医院には遠方から多くの患者が訪れていたので、その中の重症な患者を選んで治療することにした。その中の1人の婦人が自分のしていたヒスイのブレスレットを取り外し、お礼にと私に手渡した。私は丁寧に断ったが、柳沢夫妻は気持ちだからといって私の腕にはめてしまった。
聞くところによるとこの婦人は大変な信仰家でお寺に多額の寄付をしているという。このブレスレットは、一週間かけて高貴なお坊さんに気を入れてもらったものだそうである。
私が台湾で出会った人にイシン電気の社長とその息子のジェームスさんがいる。この人も大変な信仰家で会社には大変立派な仏壇があった。自宅にも招待されたが私が今まで見たことのないような豪華なマンションであった。カイロプラクティックを通じて世界の一流の人に会えることは私にとってこの上ない喜びになっている。
そして、私がカイロプラクティックの哲学を話すたびに感銘し患者になってくれる。とにかく台湾では私が今まで食べたこともないような食事を楽しむことができた。
ある日、久しぶりにカナダのトロントからプロレスラーのタイガージェットシンが来日した。
私は後楽園のプロレスの試合に招待されたので観戦に行った。タイガーは悪役として観客席まで来て暴れまわっているが、本当の彼の人間性を知っているだけに、彼のプロレスラーとしての悪役振りには驚かされる。観客は逃げ回り、その興奮に酔い楽しんでいるのがよく分った。
翌日には、タイガーの従兄弟でインドレストランのオーナーが、筑波でインドのスポーツ大臣や市長を迎えてのプロレスの興行を行うということで東京スポーツの記者と一緒に観戦に行った。相変わらずの悪役ぶりでここでも観客は逃げ回ってその興奮を楽しんでいる。
人を楽しませる技術はたいしたものである。その夜はインドのスポーツ大臣を囲んでタイガーのインド料理店で夕食をとった。私は何度かタイガーのトロントの家に泊まったことがあるが、タイガー夫人を含め3人の子息はとても人間味のある人たちであった。
そして、私はよく友人の野辺弁護士と世界を旅する。タイ、カンボジア、ラスベガス、香港、マカオ、フランス、韓国などに行った。彼はどの国に行ってもその国の一流のホテル、一流のレストランに行く。一流のレストランはメニューもそうであるが、ウェイターや受付などの対応も一流である。もう一度訪れてみたいと思わせるサービスに長けている。
カイロプラクティックもまた同じである。
一流のレストランでは食事の一つひとつが何であるかを説明してくれる。カイロプラクティックでもレントゲン写真を撮ってもらい、骨のズレから脊椎複合サブラクセイションがどこにあるかを説明し、まず患者に理解してもらう。
それはカイロプラクターにしかできないということを説明する。患者とカイロプラクターとの意思疎通が信頼につながり、患者もカイロプラクティックがどのような治療法であるかが理解できる。
そうすると、患者は安心してカイロプラクティックの矯正を受けることができる。