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サブラクセイション その1

私は時々なぜカイロプラクターになったのだろうと思う時がある。やはりBJ哲学に出会い、ドクター・クレイ・トムソンに出会い、カイロプラクティックの哲学に感銘したからだと思っている。

多くの科学者は自然を観察して色々なことを発明した。

冷蔵庫、飛行機、自動車、電話などである。現在では、かつて人間が作ることが不可能と思われていたものを開発できるほど科学は進歩した。しかし人間を作ることはいくら科学者が知恵を絞ってもできない。

人間は自然の働きによって作られたからである。

いくら科学者が薬を発明しても人間の中にある自然の力と共に働かない限り、その力を発揮することはできない。

カイロプラクティックの哲学が大前提となるものから完成した。その大前提とはこの宇宙に存在するすべての物質を支配しているユニバーサル・インテリジェンス(大宇宙の法則)のことである。

この地球で起こるすべての現象には一定の法則がある。地球はエネルギーの恩恵を受けている太陽の周りを回っている。そこには引力があり、空に向かって物を投げても、また地球のほうへ落ちてくる(万有引力の法則)。

この大宇宙には法則がある。その法則は人間の法則にも似ている。ただし地球は見えない太陽光線によってエネルギーを受け、崩壊の法則(地震、台風、津波、など)により力強く生きている。

一方人間は、脳によって発せられたエネルギーが、全身に張り巡らされた神経組織によって各組織細胞へ伝達されて活動している。ただし、人間は崩壊の法則ではなく、構築の法則によって成り立っている。

すなわち人間は卵子と精子が結合して細胞分裂して280日かかって完全な人間を作る。そして、脳が発達して、高次機能を持った人間が誕生する。しかし、その基になっているのは原子であり、この原子はあたかも太陽と地球の関係のように原子核の周りを電子が回っている。

そして、この原子の集まりが分子であり、その分子が集まって1つの細胞ができて、さらに組織細胞ができる。これらの組織細胞はシステム化されて、同じ働きを持った細胞同士が循環器系、消化器系などを作っている。

すべてのシステムは脳からの神経伝達無しには生きていけない。
この複雑にできた人間はいかなる科学者も作ることはできない。

脳の中にあるシナプスとニューロンの数は銀河系の星の数よりも多い。脳と人間の外側あるいは内側で起こっていることはすべて全身に張り巡らされている神経組織を介して脳へ伝達され、脳はその情報を基にして治る力を発揮する。

情報が伝達される時には各関節の中にある感覚受容器を通過しなければならない。一番重要な感覚受容器は上部頚椎のZ関節と呼ばれているところである。もし上部頚椎がずれて、この感覚受容器に損傷を与えていれば、正しい情報が伝わらなくなり、脳は自分の力で治すことができなくなる。これらの現象をカイロプラクティックでは、サブラクセイションと呼んでいる。

人間の体は、脊椎と骨盤などの28箇所の内、1~3箇所にサブラクセイションが起こる。これらのことを脊椎サブラクセイション複合症と呼んでいる。つまり、サブラクセイションが引き起こす人体への悪影響こそ私たちが日常的に経験する症状である。

カイロプラクターはこれらの症状を取り除くために施術を行うのではなく、その原因となっているサブラクセイションを取り除くことによって、人体への悪影響を患者自身の力で取り除けるようにするわけである。

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